アトリエシモーラ
リペアセンター設備紹介コーナー  

ここでは、下倉楽器がより質の高い修理を行うために 使用している設備、器具を紹介しています。

 
 
補修用芯金(第1回 "胴芯金")

◆芯金の色々◆

芯金とは、特に金管のヘコを直すための工具です。(木管に於いても、金属部のヘコ出し等には使用します)
芯金の種類は、主に「胴芯金」と、「スライド芯金」、また「抜差芯金」や「ピストン芯金」などがあります。
今回は、へこみの修正で使用頻度の高い、「胴芯金」を紹介したいと思います!




●●胴芯金(1)●●

≪ストレート部修正用芯金≫

  トランペットのベルから胴にかけてのヘコを直します。
ベルの形状に合わせてテーパーの芯金になっています。
ヘコの状況にあわせ、横からしごいたり、木ハンマーを使用して修理します。
 


●●胴芯金(2)●●

≪ストレート部修正用芯金≫

 トロンボーンのベル胴の形状にあわせ、トランペットより大きくなっています。
使用方法はトランペット用と同様です。

     



●●胴芯金(3)●●

≪曲部修正用芯金≫

 フレンチホルン用の胴を直す芯金です。ホルンの曲線に沿うように曲げたものを使用します。
この芯金は、特にベルから見て胴の中心部分までの場所に対して使用します。
 



●●胴芯金(4)●●

≪曲部修正用芯金≫

 フレンチホルン用の胴を直す芯金です。ホルンの曲線に沿うように曲げたものを使用します。
この芯金は、ベルから胴の中心部分くらいの、比較的手前の場所に対して使用します。
         



●●胴芯金(5)●●

≪曲部修正用芯金≫

 この芯金は、フレンチホルンのベルから胴にかけての、大きなヘコみを修正する際に使用します。
 


●●胴芯金(6)●●

≪曲部修正用芯金≫

 この芯金は、ベルを外して、より奥のヘコミを修正するために使用します。
       



●●胴芯金(7)●●

≪ストレート部修正用芯金≫

(5)この芯金は、チューバの胴を直す芯金です。胴がかなり大きいため、先端の大きさもこのような大きさになります。管体の大きさに対して管厚が薄いため、慎重な作業が必要です。
 
         
 
 
ハンマー
 
●●デントハンマー●●

主に西洋で使用されるヘコみ修理用のハンマーです。
木槌だけでは直す事が出来ないへこみに使用します。
材質は真鍮製と鉄製があり、へこみの状態、材質などにより使い分けます。
●●コシキ●●
(左3本)
日本に古くから伝わる独特な形状をしたハンマーです。
主にベルフレアのへこみを修復するために使用します。


●●イモ槌●●NEW!12/13UP!
(右から3番目)
古くから彫金や鍛金で使用されている金槌です。打面が細長く、丸く なっているのが特徴です。管楽器の修理では主に曲管部の内側など他の金槌では叩けない場所に 使用します。

●●唐紙槌●●NEW!12/13UP!
(右2本)
これも古くから彫金、鍛金などで使われてた金槌です。ヘコミをピン ポイントで修理するのに使用します。また緩くなった抜差管を叩いて膨らましてきつくするのに も使います。
●●木槌●●

楽器の素材を傷つけないように木材で出来たハンマーです。
軽度なへこみであれば、これだけで修復する事も可能です。
   
デントボール
  金管楽器の、特に胴の部分を直す工具。
金属ロッドの先端に、大小のデントボールを取り付けて、楽器の内側からヘコを出していきます。
適切なデントボールの大きさを選ぶのも技術、同じ真鍮でもメーカーによって硬さが違うので、力の入れ加減がとても重要。
デントボールの当たっているところが、見えてくれば一人前!

金管楽器のU字部を修復する特殊なデントボール。
普通の芯金が届かないところを、ハンダ分解等をしないでヘコを出していきます。
芯金の先端ではなく、ワイヤー先端に取り付け、U字部の内側にもっていきます。
少しずつ出していきますので、大きさも0、1mm単位でそろえてあります。非常に高度な技術と経験を要します。

ロウ付けスペース
  楽器(特に金管)の接続は、ハンダが良く使われておりますが、 楽器の基盤となる接続部は、ハンダ付けより強固な銀ロウが使われます。
ハンダが約180度の融点に対し、銀ロウは600℃以上と、高温となり、 そのため専用のスペースが必要になります。バッ
フィングルーム

壁には耐火レンガを張り、机にも耐火レンガを敷き詰めてあります。 また、内側には強力な換気扇を装備。高音になりやすい空気を 換気しております。

 

 

バッフィングルーム
管体の磨きや傷取り、ハンダ付けやロウ付けの後処理、 またメッキやラッカー塗装時の前処理、後処理など、 様々なシチュエーションに活躍します。
バフを使用するには、専用の個室が必要となり、また粉塵を 吸い取るための大型のバキュームなど、大掛かりな設備が必要となります。

また、バフの粉塵から目を守るための『ゴーグル』や、 バフ粉を吸引しないように、粉塵マスクの使用が必要です。

超音波洗浄器
長期間楽器を使用していると、管内には様々な汚れがたまってきます。
日ごろのお手入れで掃除をできる範囲であれば問題ございませんが、 曲がりくねった場所や管体が外れない箇所などは汚れがたまりやすく、 定期的な管内洗浄が必要となってきます。
より専門的な管内洗浄をするため、まずは特殊な薬品で汚れを浮き上がらせ、 超音波洗浄器で更にきれいな状態に仕上げます。
また、バフがけの後の粉塵を取り除いたり、ハンダ付けやロウ付けで使用する フラックス(ハンダやロウを金属にしっかり付着させるための薬品)を 残さず取り除くためにも、必要不可欠です。
コンプレッサー
/自動車の整備や工場の機械を動かす動力などに幅広く用いられるコンプレッサーですが、楽器の修理にもその威力を発揮します。
・シューターとして使用をして、楽器やケース細部のホコリ、ゴミ、水分等を吹き飛ばす。
・将来的には、プロパンバーナーの加吸器としても使用可能です。
卓上ボール盤
・治具、工具の作成に幅広く使用でき、
楽器の修理、改造の際に必要な穴あけ、加工に使用します。
・また、新しく部品を作成する際の穴あけ加工にも活躍します。
 
 
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