シモクラ・ドリームコンサートVol.2 「クラリネットの響き」

第1部Clarinet:佐川聖二 Piano:出羽真理 / 第2部 Siena Cl’z

スケジュール:2009/5/4(月曜) 日本大学カザルスホール  協賛:ヤマハ株式会社 

 

演奏者プロフィール

佐川聖二 クラリネット

 

東京芸術大学器楽科大学院修了。 在学中の1976年に東京交響楽団に入団。1981年文化庁海外研修員としてウィーンに1年留学。 北爪利世、千葉国夫、三島勝輔、 アルフレード・プリンツの各氏に師事。 1995年に東京交響楽団の首席奏者らと結成した『佐川聖二クラリネット五重奏団』での演奏会・CDの制作。 また、有名吹奏楽団の常任指揮や指導を行っている。

Euroarts Japan Artist 出 羽 真 理 Mari IZUHA / piano

 

7歳より片岡みどり氏に師事する。15歳にて全日本学生コンクールに入賞後、松浦豊明 氏に師事し東京芸術大学へ入学。在学中よりNHKーTV番組「ピアノのおけいこ」に助手 として出演するなどの活動をし、同大学を卒業する。1988年には「外務省後援日中平 和友好条約記念演奏会」に独奏者として招かれ、北京・大連にてベートーヴェンの協 奏曲を演奏する。97年には「モラゲス木管五重奏団」初の日本公演に共演者として出 演し、東京での演奏(東京芸術劇場)はNHKのTV及びFMを通じ全国に放送される。99年 に はフランスでの音楽祭「MUSIQUE EN GRESIVAUDAN」のガラコンサートに初めての日本 人として招かれ好評を得る。2001年にはパリ管弦楽団ソロ・クラリネット奏者パスカ ル・モラゲス氏の要請によりパリにてともにレコーディングを行う。また1998年・99 年・01年・04年並びに05には、カワイ音楽振興会シンポジウム(ピアノ教師対象)の特 別演奏会に、08年には軽井沢国際音楽祭に招かれる。これまでにミシェル・アリニヨ ン、パスカル・モラゲス、ギイ・ドュプリュ、アラン・ダミアン、アントニー・ペイ、 ポール・メイエ、ヴェンツェル・フックス、ミシェル・モラゲス、クリスティアン・ ダヴィットソン、デニス・ウイック及びフランス国立管、パリ管、ベルリンフィル、 ロンドン響、東フィル、N響、都響、新日フィル他数多くのメンバーと共演する。

 
Siena Cl’z プロフィール

佐渡裕、金聖響など世界トップレベルの指揮者を迎え、充実した活動を展開するプロ フェッショナル吹奏楽団、 シエナ・ウインド・オーケストラ。 その実力派クラリネットセクション・メンバーで構成されるアンサンブル、シエナ・ クラッツは、エスクラリネットから コントラバスクラリネットまでの幅広い音域を持つクラリネット属を日常的に駆使し、 クオリティーの高い、究極の アンサンブルを追求している。 さる、2008年10月、JTアートホールにてのデビューコンサートは、入場券が完売し、 演奏会当日には早朝から 当日券を求める学生が並ぶ、という異例の大盛況であった。 レパートリーはクラシックはもちろんジャズ、ポップス等、ジャンルにとらわれない 選曲、個性あふれる卓越した技量と、エネルギッシュ且つ繊細なアンサンブルは、聴衆 を魅了してやまない。 今後もクラリネットという楽器のみに特化された、希少なプロのアンサンブルとして、 多方面から大きな注目を集めている。

メンバー

中村めぐみ、飯島泉、近藤薫、佐々木理恵、原山佐保子、山手寿子、京谷麻里子、神田将志

 


クラリネット奏者としてのみならず、近年では吹奏楽関係の指導者としてもその実力が広く知られつつある佐川聖二氏。2007年には指揮者として15回コンクール出場を記念し、表彰されたのが記憶に新しい。ゴールデンウィークのこのイベントでは「常連」であり、別掲のクラリネット選定&お渡し会では数多くのファンが門前市をなす盛況振りにその人気のほどがうかがえる。そんな佐川氏の魅力全開のコンサートは、短いながらもこの小さな楽器のもつ大きな可能性を感じさせてくれる充実したもの。今回はバスクラリネットも用いて、幅広い芸風で楽しませてくれた。

《佐川氏演奏曲》
「ディヴェルティメントNo.2 k.439b」(モーツァルト)
「4つの個性的な小品より」(ハールスメン)
「エレジー(バスクラリネットのための)」(ブロッセ)
「クラリネットソナタ第二番 変ホ長調」(ブラームス)

伴奏:出羽(いずは)真理

文章:榎本孝一郎(雑誌ブラストライブ編集長)


クラリネット8本による合奏の魅力を楽しませてくれたのは、音楽監督佐渡裕氏のもとでめきめきと力をつけてきたシエナ・ウインド・オーケストラのクラリネットセクションによるアンサンブル「siena CL'z」(シエナ・クラッツ、と読むべし)。才色兼備のこの集団のもとに、この日はコントラバスクラを手に神田将吾氏が駆けつけ、逞しい重低音で美女たちの奮闘を底支えしてくれた。いかにも「シエナ」らしいな、と思わせたのはアンコール。なんと、この編成でも「シエナ」お得意の「星条旗よ永遠なれ」を演奏する、というのだ。もちろん、いつものように客席からの飛び入りも歓迎…しかし、当の下倉担当者さえ知らなかったこの展開に、満場の聴衆は喜びつつ「あー、知っていりゃ楽器持ってきたのに!」と切歯扼腕する姿も。そう、吹奏楽界きってのエンターテインメント集団「シエナ」の皆さんの現場では、みんな油断しちゃならないのである。次回は10月に第二回リサイタルがある、という「シエナクラッツ」。今度は楽器持参で応援に行こう! 

《シエナ・クラッツ演奏曲》
「カプリス」(グランドマン)
「3つのラテンダンスよりNo.3」(ヒケティック)
「コラールとダンス」(ネリベル)
「3つの舞曲」(ウールフェンデン)


文章:榎本孝一郎(雑誌ブラストライブ編集長)


   
   
   

 

会場アクセス

 

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