今年も、楽器街「御茶ノ水」をとびきりホットにもりあげる「シモクラ・ドリームフェア2008」が始まりました。
4月26日から始まり、5月3日からはこのフェアでしか体験できないクリニックやコンサートが本格始動!
ここでは、明治大学リバティホールと、日本大学カザルスホールで行われたそれらの模様を、速報版でお知らせしましょう!

「クラリネット・ソロと室内楽の響き」
佐川聖二・ドリームウィンド(木管五重奏)

5月3日 日本大学カザルスホール ドリームフェア スケジュール

5/3(土曜) 日本大学カザルスホール
「クラリネット・ソロと室内楽の響き」
佐川聖二・ドリームウィンド(木管五重奏)
開場:13:00
開演:13:30

曲目

第1部【 Clarinet Solo&Pf】
クラリネットソロ:佐川聖二
ピアノ伴奏:出羽真理
序奏とロンド(C.ヴィドール)
アダージョ(H.J.ベールマン)
アダージョとアレグロ OP70(R.シューマン)
ヴォカリーズ OP34-14(S.ラフマニノフ/arr:石毛里佳)
メモリーズ・オブ・ユー(E.ブレイク)
チャルダッシュ(V.モンティ)
第2部 【金管5重奏/ドリームウィンド】
3つの小品(J.イベール)
ディベルティメント(D.ミヨー)
アイネクライネナハトムジーク(W.A.モーツァルト/arr:宮村和宏)

第一部  佐川聖二 クラリネットソロ

【プロフィール】

東京芸術大学器楽科大学院修了。 在学中の1976年に東京交響楽団に入団。1981年文化庁海外研修員としてウィーンに1年留学。

北爪利世、千葉国夫、三島勝輔、 アルフレード・プリンツの各氏に師事。
1995年に東京交響楽団の首席奏者らと結成した『佐川聖二クラリネット五重奏団』での演奏会・CDの制作。

また、有名吹奏楽団の常任指揮や指導を行っている。

 
打楽器のリズムに酔っている明治大学リバティホールの向かい側、駿河台のなかほどにそびえる「日本大学カザルスホール」では、ほぼ同時刻にクラリネット奏者の佐川聖二氏のコンサートが繰り広げられていました。まず、音大生にはおなじみのヴィドール「序奏とロンド」で幕を開けた佐川氏のステージは、氏自らマイクをとって解説を加えながらの展開。通常はホルンで演奏されるシューマン「アダージョとアレグロ」のクラリネット版は、興味そそられる快演でした。石毛里佳さんによる軽妙なアレンジが魅力のラフマニノフ「ヴォカリーズ」は、きっとこれからいろいろなところで評判を呼ぶはず。ベニー・グッドマンへの敬意を表した「メモリーズ・オブ・ユー」は、クラシック奏者がジャズを演奏するときにありがちな「なめた雰囲気」は皆無。実に品のよい表現に「大人」を感じさせてくれました。「チャルダッシュ」も同様。ゆったりしたラッサンと、クラリネットならではの運動性を生かしたフリスカの好対照が素晴らしく、短いながら充実したコンサートでした。
 
日本大学カザルスホールでの佐川氏のコンサート。
ピアノ伴奏は、出羽(いずは)真理さん
誠実な人柄がしのばれるおしゃべりが会場を和ませてくれました
ロビーには、佐川氏愛用のヤマハクラリネットが展示されている
     

 

第二部  ドリームウィンド(木管五重奏)

▼カーソルを画像に乗せるとプロフィールがご覧になれます。
     
  この日のために結成された木管五重奏団「ドリームウィンド」(フルート:前田綾子さん、オーボエ:宮村和弘氏、クラリネット:近藤千花子さん、ホルン:阿部 麿氏、ファゴット:桑原 正善氏)は、オーボエの宮村氏のMCによって肩のこらない雰囲気が醸成され、実にいい感じ。イベールの有名な「3つの小品」では、奏者それぞれの「個性」がみごとに溶け合い、この日のためだけ、というのが実にもったいない、と感じさせる名演を聞かせてくれました。MC担当?の宮村氏のオーボエの幅広い表現力は、アンサンブルを強力にドライブしていました。続くミヨーの「ディベルティマン」では、「この楽曲は実は映画『ゴーギャン』のために造られた楽曲をこの編成用にまとめなおしたもの」という、宮村氏のためにモーツァルトの「アイネクライネ・ナハトムジーク」をスペシャルアレンジ。これ、アンサンブルコンテストなどに最適、と思わせる素晴らしいアレンジでした…で、でもちょっとアマチュアには歯ごたえありすぎるかも…。
ご興味のある向きは、下倉楽器までお問い合わせを。
ドリームウインド(フルート:前田綾子さん、オーボエ:宮村
和弘氏、クラリネット:近藤千花子さん、ホルン:阿部 麿氏
、ファゴット:桑原 正善氏)のみなさん。この日だけ、とい
うのが実にもったいない!
     
↓佐川聖二氏のステージを横から失礼しました。画像では判断しにくいですが、クリスタルのマウスピースが印象的です!
↑当日は雨にもかかわらずたくさんの方がご来場されました! ↑ドリームウィンドの本番風景。こちらも横から失礼させていただきました。
このコンサートのために結成していただいた「ドリーム・ウインド」の皆さん
↑反対側からも失礼させていただきました・・・。  

ドリームフェア2008イベントレポート