エンジョイ・マーチング 日本のマーチングの歴史と効果的なドラムの練習方法

2007年5月4日(金)明治大学リバティホールにて
    
【講師】田中久仁明 Kuniaki Tanaka

【プロフィール】
昭和48年PL学園入学と同時にマーチングクラブに所属。
昭和52年1月の第4回全国大会にPL学園マーチングバンドのドラムメジャーとして出場し金賞を受賞。
昭和53年日本マーチングバンド指導者協会公認指導員となる。
昭和56年武蔵野音楽大学を卒業後PL学園高等学校の音楽教師となりPL学園マーチングバンドの監督に就任し昭和62年に退職するまでの7年間にグランプリ3回、金賞4回の成績を残す。
昭和62年綜合警備保障女子儀仗隊ビバーチェのマーチング指導者となると同時にフリーの指導者となり国体、植樹祭、インターハイでのマーチングバンドの指 導、平成2年、3年の2年間衛星第2で放送されたDOマーチングではレギュラーとして出演、平成12年、13年日本テレビ「ウッチャン・ナンチャンのウリ ナリ」のマーチングバンド部指導など多方面で活躍現在に至る。

綜合警備保障女子儀仗隊Vivace指導者、 日本マーチングバンドバトントワーリング協会副理事長、公認指導員 本部検定員

【講師】野上 孟 Hajime Nogami

【プロフィール】
千葉県柏市立柏高校吹奏楽部で打楽器を担当、石田修一氏に師事。
卒業後アメリカ・カリフォルニア州RiversideCommunityCollege入学、卒業。音楽専攻でジャズドラムセット・マーチング・コンサート打楽器を学ぶ。
2002年同大学のマーチング打楽器アンサンブルにてWGI(全米マーチング打楽器コンテスト)に参加1位を獲得。
2003年SeattleCascade(ドラムコー)に参加DCI(ドラムコー世界大会)主催テナードラムソロコンテスト4位。同年LosAngelesのマーチング打楽器アンサンブルBlackKnightsにてWGIに参加2位。
2004年TheCadets(ドラムコー)にてテナードラムを担当。同年大学のジャズバンドではリノ_ジャズコンテストにて1位を獲得。
2005年8月に帰国、現在はドラムセット、テナードラムにてソロ・バンド演奏活動やインストラクターとしてマーチングバンド・打楽器の指導にあたる。

『ブラスト!』や、今年5月に予定されている日本オリジナルのショー「鼓喇舞」などで注目をあびつつあるマーチング。「エンジョイマーチング」と題されたクリニックは、かつて名門PL学園をひきいて数多くの名誉ある賞を獲得してきた名匠、田中久仁明氏と、これまた名門市立柏高校からアメリカ修行におもむき、DCIのソロコンテストやWGIで見事な成績を収めてきた野上孟(はじめ)氏のお二人が中心となり、歴史から実践的な技術まで、短時間のうちに幅広い内容の充実したクリニックが展開された。
 
朝早くから明治大学リバティホールにはごらんのように大勢
のマーチングファンがつめかけてくださいました…にもかかわ
らず、準備の都合ですご〜く待たせてしまってごめんなさい!
!スタッフも一所懸命やっていたんで、このあとの盛り上がり
に免じてお許しくださいませ! 
     
マイクが最初不調だったから、肉声で講義を始めた田中久仁明先生。さすが、フィールドで鍛えた地声は違う?確かにマイクなんてなくても、1970年代から始まった日本のマーチングの歴史は、よ〜くわかりました。最初は戦争の道具。敵に威圧感を与えるために打楽器を使ったのがその始まりだったんですね…
でも平和の使者としてのマーチングのはじまりは、やっぱり70年代。あの「大阪万博(1970年)」がすべてのきっかけだったそうです。その時にアメリカからたくさんのチームが来日し、日本人は始めてマーチングを知ったそうなんです。

     
当時のトップチームだった「マジソンスカウツ」がティンパニ
や鍵盤打楽器をホルダーで体に装着して演奏していた(すごい
体力!)様子や、現代の「キャバリアーズ」がPAをいれて見事
なショーを造るようになるまでをビデオで見せてくれたり、DCI
(ドラムコー.インターナショナル)の歴史を解説してくれた
り…わかりやすい講義はさすがベテラン! 
     
柏市立柏高校で鍛えられ、ドラムを愛するあまり単身にアメリカにわたりその道を極めてきた新鋭、野上孟(はじめ)先生の講義は、フレッシュでとても親しみやすいものでした。なんと先生は和太鼓から打楽器を始めた、という本格派。マーチングのマルチドラムやドラムセットなど、さまざまな打楽器のテクニックを自ら演奏しながら紹介していただきました。
     
「ドラエモングリップ」、つまり、隙間なくスティックを握り締めてしまうようなことがないように、という指摘はわかりやすく、またとても参考になりました。というわけで野上先生(左)がにぎっているのが正しいグリップ、右の方にはせっかく教わった正しいグリップを忘れて、わざとやっちゃあいけない「ドラエモングリップ」をみせていただきました。
     
申し訳なかったので、かっこいい背中を披露していただきました。男は背中で勝負する、わけです。 
埼玉栄中学.高等学校マーチングバンド部のユニフォームの背中にある文字は「和韻律動美」。すばらしい標語ですね。
     
クリニックに参加した茨城県常総市立水海道小学校金管バンド部の打楽器セクションのみなさんと、埼玉栄中学.高等学校吹奏楽部の打楽器セクションのみなさん、そして先生方と記念撮影
     
水海道小学校のみなさんと野上先生。水海道流の連符の数え方が面白かったですね。たとえば三連符は「できた」五連符は「オムライス」といいながら叩くそうです。そういえば昔は「イケブクロ」とか「カマタ」とか言っていたらしいです、近所のオジサン太鼓叩きに聞いたところ。閑話休題。野上先生が推薦していた教則本は、「ブラスト!」初の日本人パフォーマーとして一躍有名になった石川直さんの「MR(ヤマハミュージックメディア刊)」。マーチングドラムの基本であるルーディメンツを日本語で
書いたCD付の教則本は日本初。ぜひお買い求めを!
     
                     
 
 
   
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