アナスタシア・チェボタリョーワ バイオリン公開レッスンとミニコンサート


2007年5月3日(木)明治大学リバティホールにて


【講師】
アナスタシア・チェボタリョーワ Anastasia Chebotareva

【プロフィール】
オデッサ生まれ。8才の時に高名なヴァイオリン教授イリーナ・ボチコーワに才能を
見出され、モスクワ中央音楽学校を経て1996年モスクワ音楽院卒業、1998年同音楽院大学院修了まで、同女史のもと一貫したロシアン・メソッドに学ぶ。

在学中には1989年パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール入賞、1991年ユベントス国際音楽祭入賞、1992年ルドルフォ・リピツァー国際コンクール優勝に輝く。
1994年チャイコフスキー国際コンクール・ヴァイオリン部門で最高位を獲得、以来ロシアはもとより、ヨーロッパやアメリカなど世界各地に招かれ、これまでにフェドセーエフ指揮チャイコフスキー交響楽団(旧モスクワ放送交響楽団)、テミルカーノフ指揮サンクト・ペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団等と共演。 1999年よりモスクワ音楽院のアシスタント・プロフェッサー、また2000年くらしき作陽大学モスクワ音楽院特別演奏コースに特任教授。日本国内では、東京オペラシティで定期的にリサイタルを開催し好評。N響定期演奏会のほか、都響、大阪フィル、日本フィル、広響、大阪センチュリー響、大阪シンフォニカー、アンサンブル金沢、名古屋フィル、読響、オーケストラアンサンブル金沢、札響、東響、九響と共演した。CM音楽、フジテレビやNHKのドラマ・メインテーマ曲演奏、またテレビ番組への出演幅広く活躍している。ロシア国家コレクションから特別に貸与されたストラディヴァリ"Zubowsky"(1729) を愛用しており、自身「陽の光が差し込むような音色で、理想的な楽器」と語っている。2005年春ロシア大統領より"ロシア連邦功労芸術家"の称号を授与される。




弊社は今年で創立70周年。現在でこそ「下倉楽器」「下倉バイオリン社」「クレアーレ」の三本柱で弦楽器、管打楽器、そして音楽教室展開まで、音楽に関するありとあらゆるアイテムを扱う総合楽器店として知られるようになった、と自負していますが、その設立当初から弦楽器、特にバイオリンなどの「擦弦(さつげん)楽器」に対する熱心なアプローチは、数多くのお客様から暖かい支持をいただいてきました(え?「擦弦楽器」ってナニかって?これはですね、こすって音を出す種類の弦楽器のことなんです。それに対してはじいて音を出す「撥(はつ)弦楽器」というものもあるわけで、ギターなんかがそれにあたるわけですね)。そう、バイオリンは、いわば下倉のお家芸のひとつなんです。
今年で10周年を迎える「ゴールデンウィークドリームコンサート」の幕開けの3日が「バイオリンday」となったのは、いわば歴史的必然…といったらおおげさかな。
 
 

まずは駿河台にそびえる明治大学リバティホールで開催された、ロシアン.バイオリンの名花として名高いアナスタシア.チョボタリョーワ女史の公開レッスンならびにミニコンサートからご紹介しましょう。公開クリニックに集まったのは、東京都立芸術高校2年の小宮園花さん、桐朋学園大学付属高校3年の原夏海さん、そして東京藝術大学器楽科1年の小玉裕美さんの3名。

    

     
会場を埋め尽くしたバイオリンファン、そして仲間や家族の見守るなかで、いずれも緊張した面持ちでそれぞれが課題としている楽曲をまず演奏。小宮さんはグリーグのバイオリンソナタ第三番より第三楽章、原さんはチャイコフスキーのバイオリン協奏曲より第二楽章、そして小玉さんはバッハの無伴奏バイオリンソナタとパルティータ。いずれも一所懸命な演奏で、アナスタシアさんの指導にもおもわず熱が入り、予定時間を大幅に超えることになってしまいました(でも、おかげで大満足でしたよね!)。
     
指導はいずれも基礎的な注意が中心。忠実にテンポと音程をキープした上で、楽譜に気持ちをとらわれすぎず思い切って音を出す、という指摘が繰り返されましたが、それらの注意事項はバイオリンに限ったことではなく、また、プロアマをとわず音楽を学ぶ私たち日本人にとってはとても重要なことなんだな、としみじみ実感。続くミニコンサートでは、その発言を裏付けるようなすばらしい熱演に大拍手。ハーモニックス(弦に軽く触れて倍音を鳴らす奏法)での「くまんばちの飛行」は、圧倒的でした。ロシアの大地を思わせる芳醇にしてしなやかな音色もすばらしく、そのあとのCD即売ならびにサイン会には長蛇の列ができたのはいうまでもありません。
     
アナスタシアさんのCD即売会で、一番先に並んでいらした埼
玉にお住まいの岩崎聖大(しょうだい)さんとお母様。中学校
でバイオリンを演奏されているそうです」
     
                     
 
     
 
   
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